ここでは通信業界におけるコンタクトセンターについて、導入事例などを紹介します。
通信業界におけるコンタクトセンターは、主に通信関係全般の問い合わせへの窓口となるものです。問い合わせの専用窓口となり、以下のような問い合わせに適切に対応する必要があります。
ただ、顧客から日々寄せられる問い合わせに対して、スピーディかつ適切な対応を取らなくてはいけません。コンタクトセンターを新たに設置する際は、アウトソースも活用したほうがよいでしょう。
通信業がコンタクトセンターを運営するメリットは次の3つです。
コンタクトセンターを設置すれば、顧客からの問い合わせ窓口を一本化することが可能です。問い合わせ専用の部門を設けられますので、他の部門は問い合わせ対応が不要になり、コア業務に専念しやすい環境が生まれます。
また、リソースにも余裕が生じるため、業務効率化や生産性向上にもつながるでしょう。
国内通信キャリア最大手の株式会社NTTドコモ様(以下、ドコモ様)は、モバイル通信事業を主軸に成長を遂げてきましたが、近年の競争環境の変化や事業領域の拡大に伴い、新たな社会価値を創出する必要性が高まっていました。
また、従来の「携帯電話契約を中心とした顧客基盤」に依存した形では、ユーザー一人ひとりに適応したサービスを提供することが難しく、争優位性の維持が課題となっていました。
これらの課題に対応するため、ドコモ様は「付加価値協創企業」への転換を目指し、トランスコスモスと連携。
従来の顧客基盤を「dポイントクラブ」を軸にした会員基盤へと変革しました。
トランスコスモスの支援を受けながら、会員一人ひとりに最適化された「デジタルマーケティング基盤」を活用することで、精緻なマイクロマーケティングの実現に成功しました。
参照元:トランスコスモス公式HP(https://www.trans-cosmos.co.jp/customercase/customer/docomo2.html)
ソニーネットワークコミュニケーションズでは、人手不足やBCP対応などの影響によるサポート人員の安定的な確保が課題になっていました。また、顧客からは素早く問題を解決したいという声も上がっていました。
一連の問題に対処するため、同社ではトランスコスモスと合同でノンボイスプロジェクトを立ち上げました。それぞれが強みを活かしてプロジェクトを推進した結果、ノンボイス中心のカスタマーサポートを実現。顧客の問い合わせの大半をAIチャットボットが対応する体制構築に成功しました。
参照元:トランスコスモス公式HP(https://www.trans-cosmos.co.jp/customercase/customer/so-net.html)
ビッグローブは、顧客からの問い合わせの大半を電話が占める状況や、顧客が問題を自己解決できない状況が課題になっていました。また、顧客の自己解決率の向上も実現したいと考えていたようです。
複数の課題を一挙解決する手段として、サポートを一手に担うBIGLOBEサポートナビを設置。有人チャットやAIチャットのほか、音声ガイダンス用のビジュアルIVRを導入しました。そして動線を再設計した結果、自己解決率アップと入電数の削減に成功しています。
参照元:アルティウスリンク公式HP(https://www.services.altius-link.com/case/ict/bigrobe/)
スカパーを運営するスカパー・カスタマーリレーションズは、X(旧ツイッター)上に寄せられる顧客の声(VoC)の活用に悩んでいました。また、ノンボイス化による入電の抑制や、ファンの獲得など、複数の課題を抱えていたようです。
これらの課題に対応するため、同社はアウトソースを活用し、SNS上のVoCに対応するサポートデスクを構築。SNS業務のアウトソース運用を実施すると同時に、Xに寄せられるVoCを活かしたCX向上を実現しました。また、積極的な情報発信によるファンの獲得にも成功しています。
参照元:ベルシステム24公式HP(https://www.solution.bell24.co.jp/ja/case/SPCC/)
コンタクトセンターを運用する際は、コストや人員などの問題を解決する必要があります。アウトソーシングを活用し、自社における課題解決を図ってみてはいかがでしょうか。
当サイトは、コンタクトセンターのアウトソーシングを考えている担当者の方向けに、事業フェーズに合わせたアウトソーシング先の選び方を整理し、さらにそのポイントに沿ったおすすめの会社をまとめたサイトです。
大切な顧客との接点だからこそ、信頼できるパートナーを選んでください。
ここでは、課題抽出・体制構築や、生産性向上など外部委託で解決できることを整理し、的確なソリューションを提供できる実績のある外部委託(アウトソーシング)先を紹介しています。貴重な顧客との接点であるコンタクトセンターだからこそ、信頼できる企業を選びましょう。
豊富な実績と柔軟な技術対応で
業務を効率化
トランスコスモス
引用元:トランスコスモス公式HP
https://www.transcosmos-cotra.jp/dccp
3,000社以上の導入実績※1があり、さまざまな業界や企業規模に対応してきた実績が評価されています。これにより、企業は安心して業務を委託できる体制が整っています。過去の経験を活かしたスムーズな運営サポートが期待できます。
在宅勤務やDXに迅速に対応し、多様なコミュニケーションチャネルをカバーします。これにより顧客満足度の向上が期待でき、感動体験を受けた顧客の84%がサービス継続意向を持ち、82%※2が他の商品も利用したいと回答。企業イメージの向上やファンの獲得が期待できます。
売上強化と解約防止を支援し
ビジネス成長を後押し
TMJ
引用元:TMJ公式HP
https://www.tmj.jp/ec_support/
TMJは、オペレーターのスキル向上を目的としたアップセルとクロスセルの研修を実施しています。購入履歴や行動履歴を基にした提案により、顧客単価の向上が期待でき、EC事業者にとって売上拡大につながる支援を提供しています。
顧客の本当のニーズを引き出すために、トークスクリプトの改善を通じて顧客対応の最適化を検討。これにより、解約率の低減やサービスの価値向上の施策を行い、EC事業者と顧客の継続的な顧客関係の強化を目指します。
リコールもスムーズに対応
NTTマーケティング
アクトProCX
引用元:NTTマーケティングアクトProCX公式HP
https://www.nttactprocx.com/solution/contact-center/one-stop-assistant.html
NTTマーケティングアクトProCXは、顧客対応、物品管理、配送状況を一元管理し、リコールや返品処理をスムーズに進めます。これにより、企業が直面する複雑な返品処理の負担を軽減します。
Amazon Connectを活用し、最短半日で緊急対応窓口を構築します。チャットボットやFAQの活用により、24時間対応が可能で、顧客からの問い合わせにも迅速に対応できるサポートを提供します。
※1※2 2024年10月16日調査時点