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呼量の削減(あふれ呼への対応)

ここではコンタクトセンターのあふれ呼について、効果があるソリューションや改善事例を紹介します。

目次

あふれ呼とは

あふれ呼(あふれこ)は、コンタクトセンターに電話が集中し、対応しきれない(電話につながらない)状態をいいます。主に入電数がオペレーター数や電話回線数を上回った際に発生します。

あふれ呼が発生した場合、顧客は電話がオペレーターにつながるまで待たされることになります。そのため機会損失につながりやすく、「電話がつながらない」などのクレームや顧客満足度の低下をまねくおそれもあります。影響を抑えるためには、あふれ呼の削減が求められるでしょう。

あふれ呼に効果があるソリューション・方法

あふれ呼の削減に効果的なソリューションは次の3つです。

ボイスボットは、AIが通話内容を認識し、自動で適切なアナウンスを行うツールです。IVRは事前に設定したガイダンスを流すシステムで、問い合わせ内容の振り分けにも使えます。また、顧客が日時を指定する予約型コンタクトセンターも候補に入るでしょう

なお、あふれ呼を削減する方法としては以下が挙げられます。

このうち、オペレーターの増員は採用や育成の手間もかかります。他の手段を検討したほうがよいでしょう。

あふれ呼への対応は
アウトソーシングの検討を

あふれ呼を削減したい場合はアウトソーシングする手があります。コンタクトセンター全体の最適化を目指し、応答率の改善に取り組めます。
当サイトは、コンタクトセンターのアウトソーシングを考えている担当者の方向けに、事業フェーズに合わせたアウトソーシング先の選び方を整理し、さらにそのポイントに沿ったおすすめの会社をまとめたサイトです。
大切な顧客との接点だからこそ、信頼できるパートナーを選んでください。

あふれ呼を削減した事例

手続きのオンライン化で受電業務を大幅削減

導入前:オペレーターの受電業務が重荷に

三菱UFJニコスでは、カードの利用者数が増加する一方、支払いや入金に関する案内を電話で対応していました。

そのためオペレーターの一人ひとりの負担が大きく、受電業務が重荷になっていました。

導入後:入金手続きのオンライン化を実施

オペレーターの負担軽減のために、三菱UFJニコスは入金手続きのオンライン化を実施。

会員がオンライン上で入金日を入力するフォームを構築した結果、オペレーターの受電業務の負担軽減に成功しました。同時に入電数の削減も実現しています。

参照元:トランスコスモス公式HP(https://www.trans-plus.jp/blog/customercase/202303_case10

オムニチャネル化で入電数削減に成功

導入前:大半の問い合わせが電話という事態に

ビッグローブは、顧客からの問い合わせのうち、大部分を電話が占める状況に悩まされていました

また、取り扱う商材・サービスが多岐にわたるために、顧客が自己解決できる手段の構築も検討していました。

導入後:選択肢を増やすことで入電数を削減

抱える課題を解決するために、ビッグローブはサポートナビゲーションを集約するサービスを設立。IVRやFAQ、AIチャット・有人チャットなど活用し、問い合わせ窓口のオムニチャネル化を実施しました

その結果、大半を占めていたカスタマーサポートの入電数削減に成功しています。

参照元:アルティウスリンク(https://www.services.altius-link.com/case/ict/bigrobe/

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